Wi-Fi 7 が解禁
- onsystems.jp
- 2023年12月26日
2023年12月22日(金)に施行された電波法令改正で、新たに6GHz帯の帯域幅320MHz通信が可能となりました。
一方で、現在、国内市場で販売されている「Wi-Fi 7」対応とされる商品は、帯域幅320MHz通信(現状はWi-Fi 6Eで160MHz)を利用することができずその性能をフルに活かせていない状況でした。
Wi-Fi 7とは
Wi-Fi 7 は、Wi-Fi 6(6E) をベースに、通信効率や遅延が改善された新時代の無線規格です。IEEE（Institute of Electrical and Electronics Engineers、米国電気電子学会）では IEEE802.11be という規格で定められ、Wi-Fi Alliance®からは 7番目の規格として案内される見込みです。従来の規格に比べ、最大通信速度や接続の安定性が向上し、進化するWi-Fiの利用シーンの要求に応えられるようになります。また、6GHz帯無線LANにおける子機間通信を解禁することと、5.2GHz帯の自動車内無線LANシステムにおいて、車内に持ち込んで接続できる子機の要件を緩和することを目的として緩和された規格です。自動車内の親機からの制御を受けることを条件に、電波の最大出力を40mWから200mWに引き上げられることになった。条件を満たす親子端末がそろえば、従来よりも安定した通信が期待できます。
Wi-Fi 7 で嬉しいこと
上記は総務省からの資料の抜粋ですが、新たにWiFi 7の製品を利用することで以下のことが期待できます。
- 通信速度が最大46Gbpsとなり、一般の有線LANに比べ圧倒的な高速通信が可能
- 車内で利用できる無線LANの電波が３倍となったことにより、快適なインターネットサービスが受けられるようになる
- 無線LANの子機通信ができるため、ゲームコントローラの相互通信、ケーブルで接続されていたAV機器間をワイヤレス化ができる。ただし、定期的に親機との通信をおこない、屋内にいることの確認が必要
当社の取り組み
現在、各メーカにより商品化が進められております。当社はBuffalo社とのVAR契約を締結しているため、機器の評価等を実施しております。導入をご検討の方はお気軽にご連絡ください。
